日帰り温浴施設の運営実績


新潟市小須戸温泉健康センター 花の湯館

●施設概要

■ここまでの流れ
平成7年4月中蒲原郡小須戸町の直営で運営
平成17年3月小須戸町と新潟市が合併し、新潟市直営の運営がスタート
平成20年4月指定管理者制度により運営が指定管理者に移行
平成27年4月指定管理者(株)関越サービスに変更
平成29年11月「やろてば新潟」の指定管理者部門で改善活動の取組みを発表
項目内容
施設名小須戸温泉健康センター 花の湯館
所在地新潟県新潟市秋葉区天ヶ沢498−1
設立1995年4月開業(平成7年)
施設規模330坪程度(本館:817.33㎡増築棟:195.91㎡
機械室棟:67.50㎡送湯棟:12.25㎡)
駐車場100台
営業時間10時~21時(11時間営業)
休館日:第2水曜日、12月31日
料金大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 150円
​貸しタオルセット 100円
※幼児(小学生未満)無料

平成25年までは入館者数は減少の一途を辿り10年で最盛期の3分の2まで減っていました。

なかでも全体の入館者の減り以上に子どもの入館者数が激減していました。当時の花の湯館は、常連のお年寄りのための施設になっていました。常連さんだけに頼っていては客数は自然と減っていきます。お店にとっては、常連さんを大切にしながら、常に見込み客を発掘し、新規のお客様を開拓していくことが何より重要です。そのために、子どもの入館者数を増やすこと、つまり子ども連れのご家族に来ていただくことが必要だと考えました。

花の湯館を子ども連れのご家族に選んでいただける施設にするために 5つのことに力を入れて取り組みました。

1.地域と連携したイベントを開催する

2.子ども連れのご家族が楽しく遊べるイベントを開催する

3.温浴施設内に県内初のカフェを出店する

4.休館日の変更と年末年始を営業することで利便性を高める

5.情報発信を積極的に行う


温浴施設内に県内初のカフェを出店

改装前

こちらはカフェに改装する前の広間の様子です。当時は常連のお年寄りしか利用していませんでした。

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改装後

カフェに改装した後の様子です。県内の日帰り温泉にはなかった、個性的なカフェを作りました。今では、連日多くのお客様が訪れるほっとできる場所として賑わっています。

花の湯館 年間入館者数
H2686,690
H2795,813
H28108,068
H29113,997
H30114,462

弊社が花の湯館を運営させていただいてから、平成28年度、平成29年度と入館者数を前年対比で110%、113%とアップさせることができました。
また、28年度は年間入館者数10万人の大台を11年ぶりに突破し、29年度以降も入館者数は減少していません。

入館者数前年対比を2年連続110%以上達成!3年目も105%!
入館者数がV字回復し、施設の再生に成功!


5年目の令和元年には大広間のリニューアルも行いました

こちらが改装する前の大広間の様子です。

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森の湯小屋 さぎの湯 しらさぎ荘

●施設概要

■ここまでの流れ
平成19年開館
平成19年指定管理者による運営がスタート
平成29年4月指定管理者が(株)関越サービスに変更
項目内容
施設名森の湯小屋 さぎの湯 しららぎ荘
所在地新潟県三条市矢田888番地
開業2007年(平成19年)
施設規模372坪程度
駐車場48台(一般用45台、障がい者用3台)
営業時間9時~21時(12時間営業)
毎月第2木曜日(祝日の場合は翌日休館)、12月31日
料金入浴
 大人(12歳~64歳) 400円
*入湯税150円を含む
 大人(65歳以上) 300円
*入湯税150円を含む
 子ども(小学生以下) 100円
*子どもは非課税
貸室 1時間につき 500円

しらさぎ荘も平成20年以降入館者が減少しており、平成28年は最盛期より約1万人減っていました。

そこでしらさぎ荘では、入館者数を増やすために花の湯館の運営で培った子ども連れのご家族に来ていただく取り組みに加え、以下の2つを実施しました。


1.新しい大人層が来てみたくなる日帰り温泉にリニューアル

「矢田の湯小屋 さぎの湯」と言われ、江戸時代中期から湯治場として親しまれてきた歴史を大切にしながら、日帰り温泉であるということを分かりやすく表現するために、「しらさぎ荘」という名称はそ のままに、愛称を「森の湯小屋 さぎの湯 しらさぎ荘」と、かつての名前をよみがえらせました。
歴史を大切にするという想いから、奥にひっそりと展示されていた大正5年の「鉱泉調査書」を正面玄関入り口に移動し、さぎの湯の歴史を象徴するシンボルにしました。

改装前

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改装後

森の中を歩いて行った先に温泉が湧いているというイメージで、内装をリニューアルしました。

改装前

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改装後

改装前は入り口でスリッパに履き替える必要がありましたが、改装によってスリッパに履き替えなくてもよくなりました。

ロゴもリニューアル

森に立ち上る湯気をイメージ。
森と山全体をひとつのエリアと捉え、その中に「さ」の湯気が立ちのぼる様子を表したマーク化しています。
下の公園から湯小屋まで、広く全域で楽しめる場所であることを伝えます。「さ」の字は、施設に辿り着くまでの曲がりくねった登り道や、森林公園内の道のイメージであり、また、その昔、傷ついた鷺が湯へ舞い降りて、また飛び立っていったように森に分け入り―通過する、ひと筋の経路と見ることもできます。
森全体を「さぎの湯」を活用しつつ楽しんで欲しい。そんな想いを込めた「さ」の森です。

窓際にはカウンターを新設。眺めの良い場所で食事を楽しむことができます。

改装前

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改装後

大広間は長机を丸いちゃぶ台に変えて、ラウンジチェアを窓際に配置しました。

改装前

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改装後

大広間の窓からは四季折々の森の風景はもちろん、丘の上より見下ろす越後平野、遠く弥彦山まで一望できます。大小様々なちゃぶ台テーブルを囲み、ご家族ご友人とワイワイみんなで楽しんだり、ラウンジチェアに座り一人のんびり読書も楽しめる空間に改装しました。

改装前

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改装後

カラフルなキッズスペースには子どもが思わず入ってみたくなるような遊具や絵本を取り入れました。

改装前

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改装後

大部屋を改装し、おしゃれな文庫に仕上げました。文庫にはテーマ別に選書された個性的なブックコーナーを設置しました。施設の3階にある「天体観測ドーム」からインスピレーションを受け、星空、森、アウトドアなど科学的なテーマの本や、ビジュアルも楽しめる絵本、図鑑、マンガ、写真集を多く揃え、子どもたちはもちろん、大人の好奇心にも応えられる選書にしています。


2.作りたての温かいご飯を提供するために食堂を新しく設置

改装前

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改装後

壁の黒板でおすすめメニューの紹介をしています。

地元食材いっぱい「さぎの森食堂」

化学調味料を一切使わず、出汁から丁寧に作ったラーメンやカレーなどが人気。ナカムラコーヒーロースターsのコーヒー豆を使用したさぎの森ブレンドや、湯上りに飲む牛乳をイメージして作った「湯上り牛乳ソフト」などをお楽しみいただけます。

地元酒蔵の酒粕を使ったケーキや、地場産の野菜を使った季節限定メニューも用意しました。

さぎの湯 年間入館者数
H2674,551
H2778,641
H2874,368
H2978,820
H3093,244

三条市の「森の湯小屋 さぎの湯」では平成29年度、大雨や豪雪などの自然災害に見舞われながらも入館者数を前年対比106%とアップさせることができました。平成30 年度には開館から11年で過去最高の入館者数を達成しました。

さぎの湯も、平成29年に弊社に移行してから、入館者数前年対比106%達成!平成30年はさらに118%!


花の湯館の指定管理者として【やろてばにいがた】の改善実践部門で2年連続受賞

2016年(平成28年)

(2016年9月1日 新潟市役所にて撮影)

2017年(平成29年)

(2017年10月31日 新潟市役所にて撮影)

花の湯館の指定管理者として運営している取り組みを、新潟市役所が毎年開催している改善提案・実践報告大会「やろてばにいがた」改善実践部門で2年連続で表彰していただきました。

この「やろてばにいがた」とは、新潟市役所が各職場で行われている様々な 改善の成果を全庁的な改善活動につなげ、また職員の改善意識を一層高めるために開催している大会で、毎年新潟市役所で行われています。
やろてばにいがたでは平成28年度から新たな改善の横展開として、市内の 指定管理者の中から優秀事例を発表しており、平成28年と平成29年は(株)関越サービスが指定管理者として運営する新潟市小須戸温泉健康センター花の湯館の取組みが選ばれました。
周辺の同業種施設とのニーズ比較を行い、差別化として「こども連れのご家族」をメインターゲットに設定。楽しく遊べるイベントの企画と実施、積極的な情報発信などの結果、入館者数のV字回復を継続し入館者数を増やし続けている活動を評価いただきました。


お風呂のある新潟市の老人福祉センター9施設も運営しています


関越サービスは子ども連れのご家族向けのイベントなどお客様の客層にあったユニークな企画を行うなど、他には真似できない独自の方法で温浴施設の再生に取り組んでいます。
日帰り温泉や銭湯など温浴施設の運営、事業再生支援のご相談承っております。
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