スタッフの声


広報の要は人と人との繋がり!
“三方よし”のイベントを目指し
多くの共感を得られるよう奮闘しています

石添政子さん総務部 広報 ISO 管理責任者

石添政子さん/総務部 広報 ISO 管理責任者

経理の事務職からいきなり広報業務を担うことになった石添政子さん。
そのきっかけは様々なれど、「センスありと感じたので」との上司の言葉通り、いや期待以上に日々大活躍している。東京で広報の研修も受け、マスコミへのプレゼン企画の提案が見事に功を奏しているそうだ。
多忙中の石添さんにその奮闘ぶりをうかがった。

(取材日:2016年10月)


———入社15年目の石添さんですが、最初の5年間は派遣社員として、市役所の総務課で事務の仕事に携わっていたそうですね。その後本社に戻り、経理事務を経て現在は広報の業務を担当にしているとのこと。
石添はい。実はその間に結婚・出産しまして、弊社では初めての育児休暇を取らせていただきました。いまはISO 管理責任者と広報業務で動いています。
———経理事務から広報へというのは、どういう経緯があったのですか?
石添弊社が指定管理者として「花の湯館」(2015年4月)と「里山ビジターセンター」(2016年4月)の運営をするようになったことがきっかけです。
集客のために様々なイベントをするようになり、毎週のようにチラシが必要になりました。たとえば、日曜限定でスタートさせた「アヒル風呂」のことや、いろいろなお風呂イベント情報についてのご案内、月のイベントカレンダーづくり、さらにフェイスブックも立ち上げたので、一度にたくさんのことをやらなければいけない状況になってしまって(笑)。そのウエイトが徐々に大きくなったので、経理業務を他の人に引き継いで、現在に至っています。
———働き方としては、まったく分野の違う世界だったのでは?
石添そうですね、当初はどうしようかと(笑)。
これまで外のお客様と打ち合わせをしたり、企画を考えたりしたこともなかったので、まったくの手探り状態でした。
———実際にどうされたんですか?
石添実は、会社からの勧めで、東京で開催されている月1 回(5月〜8月)の広報の連続セミナーを受講しました。
全国から様々な職種の方々が受けに来られていました。
———関越サービスは、本当に社員への支援が強力ですね!その研修では、どんなことを学ばれたのですか?
石添広報の基本的なこととして、たとえば自社商品を広告する際、新聞や雑誌などに単純にそのままの広告を出すのではなく、記事として載せるためのプレスリリースの書き方をはじめ、社内外にアンテナを張り自分からネタ探しをすることの大事さや、そこから得たことをどう精査してメディアに発信したらいいのか、そういったことを教えてもらいました。とても刺激的で面白かったですね。
たとえば、一番衝撃的だったのが、「まず広報は、自社の一番のファンであること」という講師のお話。正直呆然としてしまって(笑)。さらには、「企画でも商品でも、いいと思うものがなければ、つくり出せばいい」と。
受講中は記者クラブに取材に行ったり、メディアリストをつくったりの宿題があったのですが、「受講中だからやるのではなく、それぞれ会社に戻ったあとも、同じことを続けられる人になってください」という印象深いアドバイスもいただきました。
———貴重な経験をされたのですね。広報としては石添さん1人で動いていらっしゃいますが、業務の様子を少し教えてください。
石添朝はまずメールのチェックから始まります。そして「花の湯館」と「里山ビジターセンター」のイベント・企画などでお世話になる講師の方との打ち合わせやその後の詳細についての情報交換。最近は地元の雑誌などに「花の湯館」を紹介していただけることもあり、そうした取材の打ち合わせと立会いから、原稿の文章校正や写真選定も。そして日々のフェイスブック更新。イベント企画が進めば、さらに詳細な打ち合わせをしてチラシを作成し、区報、市報、プレスリリースなどの宣伝も行っています。石添政子さん/総務部 広報 ISO 管理責任者
———さすがに一気に話していただくと、すごい仕事量ですね!
石添「花の湯館」と「里山ビジターセンター」には、弊社のスタッフが常時いますので、毎月、ミーティングをしながら動いています。でも、確かに慌ただしい日々ではありますね(笑)。イベントの企画、運営に関しては、弊社だけではなく、イベントを一緒につくってくださる講師の方々、そしてお客様の三者が共に満足できるものにしたいと思っています。この“三方よし”の考え方が、イベント成功へ向けたひとつの指針にもなっている気がします。
最終的に、三者が満足できる結果で終了できたら、それがまた次のイベントに繋がっていく、そんな思いで取り組んでいます。ですから、イベントで声をかけた講師の皆様が喜んでくれて、お客様が笑顔でお帰りになるのを見たときが一番うれしいです。
———人と人との繋がりの重要性をあらためて感じるお話ですね。
石添そうですね。広報の仕事を始めてからは、人と会って話すことが多くなりました。だからこそ「笑顔」がとても大切だなと感じます。まだまだ修行中ですが、「笑顔」が人と人を繋いでいくと思うので、社内でも社外でも「笑顔」でいれると良いと思います。そして、「笑顔」「素直さ」「気配り」この3つができる人になりたいなぁと思っています。
———石添さんは、どんな人と一緒に働きたいと考えていますか?
石添最近思うのは「一緒に意識を高めていける人」と働きたいということです。よく“モチベーションを上げる”といいますが、私の中でのモチベーションはその日の感情や外部的要因にとても左右されるものだと感じています。
———外部的というのは、他の人との関わり方など?
石添そうですね。お互いの成長を応援し合えること……。たとえば、1人で企画や制作物のアイディアを考えていると、なかなか自分の枠を超えられないなと感じるときがあります。そこで何気なく周りの人に「○○ってどう思いますか?」と聞いたときに返ってきた答えを素直に受け止め、その答えにさらに色を付け加えていく。そうすることで、自分だけでは考えられなかったことが、可能になっていくことってあると思います。
———「いいと思うモノがなければつくりだせ」ですね(笑)それをずっと続けていくのは、確かにたいへんなことではありますけど、そこが広報の面白さでしょうか。石添さんの今後の目標や課題はどんなことですか?
石添いま私に課せられているのは、お客様の「共感」をどうつくり出していくかだと思っています。「花の湯館」のフェイスブックは“いいね!”の数がまだまだ少ないのですが、それが多い企業で立ち上げたイベント情報を見ると、“いいね!”の数だけ大勢のファンがいるので、いつも盛況のようです。“いいね!”の数が多いということは、それだけ共感を得ているのだなと感じています。
———石添さんの広報業務も「花の湯館」もフェイスブックも、始まったばかり。これからどんなイベントを企画していくのか、お客様も楽しみにしているのではないでしょうか。
石添そうですね。「始めること」と「続けること」は口で言うと簡単ですが、とても難しいと感じています。始めることは、“勇気”が必要だし、すぐに結果が出ないことを続けて行くのは、“不安と苦痛”がともないます。自分ひとりだけのことでも難しいのに、それを組織でやるとなると、求められるのはやっぱり「チームの力」だとあらためて実感しています。
この「始めること」と「続けること」を、一緒に取り組んでもらえる方がいたら心強いですし、そうした人を育てられる環境をつくっていけたら、本当にいいなと、心から思っています。
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